症例 かかとの痛み

男性11歳
急に2週間ほど前から右のかかとが痛く、足を地面につくのが痛くなってきた。
運動会の練習ではだしで運動場を走ったりしていたとの事。

整形外科を受診して、シーバー病との診断を受けたとの事です。

踵骨骨端症 シーバー病 Sever disease
10歳前後の学童期男子に多い
明らかな誘因はなく踵骨結節部に痛みを訴えて来院する。
成因は繰り返されるアキレス腱のけん引力によって発生する
発育期の骨端部に運動によるMicrotrauma(繰り返す小外傷)が加わり、
これに繰り返される協力なアキレス腱のけん引力が働き発症する
【治療】
疼痛の強い場合にはスポーツを控えさせて、局所を安静にし、ヒールを高めた足底挿板を着用させる。
予後は良い
(参考文献 標準整形外科学 第8版第1刷 医学書院 P578から抜粋)
文献が古いため、シーバー病を正しく知りたい方は申し訳ありませんが他のサイトをご覧ください

運動会があるので、少しでも痛みがましになればということで受診されました。

触診時に左右の差を見ると、
右側の足底筋に硬結と圧痛(踵骨に近い方に特に)
右側下腿の筋肉、特に腓腹筋外側頭にも硬結と軽い圧痛を見つけました。

踵骨に何かできるというわけではもちろんないのですが、
こういった硬結の反応は鍼を刺すことでとれる場合があります。

足底の硬結に向かって内くるぶし下方部のあたりから刺鍼と、
腓腹筋の圧痛部にも刺鍼をおこなって、下肢のマッサージをし、
足底の免荷のためにテーピングで保護しました。
踵骨のサポーターも勧めて、利用してもらいました。

痛みはだいぶひいたようで、一週間後の運動会でも徒競走や演舞にもでられて、がんばれたようです。
効果出ているようでよかったです